director's voice

坂本美奈子さん 装身具 大阪

Q1
坂本美奈子さんは、工房からの風にどのような作品を出品なさいますか?

A1
別珍、サテン、キュプラの布生地を染め、針金などを使用して立体的に仕上げた
ブローチ、ピアス、イヤリングを用意していきます。

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Q2
ご自身の工房の中で、特に大切にしている場所、あるいは部分、印象的な場所、空間、または、道具の写真を1カット撮ってください。そして、その説明をお願いします。

A2
洋服を吊っている場所です。
撮影もほぼこの場所です。

私自身、洋服が好きで、でも何着も持つことが出来ないので、
どうにかブローチを身に着けることで、
何着も持っているように見せたいと思っています。

ここにあるシンプルな洋服の上で、
想像を膨らませたり、ブローチを2つ並べてみたり、
身に着ける場所や角度を変えてみたりと、
自分自身に提案しながら、引きで見たり、写真を撮ったりして楽しく悩んでいます。

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Q3
坂本美奈子さんにとって、ものづくりの種火ともいえる、きっかけや動機、大切な人や物との出会いについて教えてください。

A3
いくつかある種火の1つですが、11年ほど前、地元で初開催されたクラフト展「灯しびとの集い」に行ったときの、金工作家の小原聖子さんの作品との出会いです。

その当時の私は、クラフト展というものに馴染みがなく、
たまたまバイト先でこんなイベントが開催されるらしいよーと前日聞かされ、
暇だったからいってみようという具合でした。

行ってみて…
自分の思っていたクラフトというものとの違いに驚き、大きく感動しました。
中でも小原さんのブースの世界観に大きく惹かれました。
その当時、アクセサリーには全く興味がなかったのですが、
その世界観、自分の佇まいのなかで作りたい…みたいな感じのことを思ったのでした。
(でも、当日、買えなかったのですが…。)

そんなことがきっかけのひとつで、アクセサリーが好きになり、
自分なりのものはつくれないかなと思ったり、
少し恥ずかしいけど人に提案できたらいいな、
など図々しくも思い、今に至っています。

小原さんに対する大きな憧れ、秘かな想いはもちろん告白できてはおりません。

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小原さん、読んでますか~!?
小原聖子さんも「工房からの風」に出展くださり、その後企画運営にも加わっていただきました。
今も果敢に伸びやかに制作されていますね。

ひとりの作家の世界観から、このような作り手を生み出すとは。
作品を生み出すだけではなく、ひとりの生き方まで生み出してしまったのですね。
坂本さんはとても明快なひとという印象があります。
もちろん揺らぐ気持ちは制作の養分でもあると思いますが、
それらを含めて、信じた道を明るくぐんぐん進む人。
作品にその明快さが素敵なセンスに響いてかたちになっているように思います。
ありそうでほかにない、オリジナリティー豊かな作品群。

自分の「好き」を信じて、愛して、貫く素敵さは、きっとブースに満たされていますね。

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坂本美奈子さんの出展場所は、コルトン広場、スペイン階段前。
アトリエカンタさんの隣です。
あ、おふたりとも、大阪からですね。
大阪の言葉が闊達に行き交う界隈になりそう!!

そして、ホームページはこちらになります。
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